認知症予防にいいと言われる油について
私たちの食卓には必ずと言っていいほど油が使われます。炒め物に使用したり、時にはサラダ等にも直接かけたりしたりします。今日は認知症予防にいいと言われている油をご紹介したいと思います。
えごま油で認知症予防
えごま油が認知症に良いとされる理由は、豊富に含まれるαリノレン酸です。α-リノレン酸は体内で脳の栄養素であるEPAあるいはDHAに変化し、脳の血流が良くなるため、脳の細胞が活発に動くようになると言われています。α-リノレン酸はコーン油やオリーブオイルなどにも含まれていますが、えごまは含有量約60%ととりわけ多いです。 EPAやDHAを魚などでそのまま摂取すると推奨される1日の摂取量2gですとサバだと半尾ですが、えごま油では大さじ1杯と少量で済むと言われています。
[お勧めの摂取方法] えごま油は熱に弱いため、高い熱を加えない料理が理想です。卵や大豆類など、タンパク質と一緒に摂るとより効果的です。
亜麻仁油で認知症予防
亜麻仁油もα-リノレン酸を約25%と豊富に含むため、認知症予防に良いとされています。もともとは塗料やインクの原料として用いられていましたが、豊富な栄養素により現在は食用油として注目されています。えごま油と同様に1日大さじ1杯程度で済むと言われています。
[お勧めの摂取方法] 亜麻仁油も熱に弱いため、えごま油同様に卵や大豆類など、タンパク質と一緒に摂るとより効果的です。
この二つの油は認知症予防だけでなく、健康面にも様々な効果があると言われております。どちらもくせのある味で好き嫌いが完全にわかれるみたいですが、良薬口に苦しと思って予防として試してみるのもいいかもしれません。
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一般社団法人 認知症カフェ協会 武田 光二