認知症の治療方法は?

現時点での認知症の治療薬とは、基本的にアルツハイマー病に対するものです。なお、脳血管障害の治療薬は多いのですが、脳血管性認知症自体を対象にする薬剤はありません。

アルツハイマー病には、塩酸ドネペジルなど抗コリンエステラーゼ阻害薬が有効です。また、適応は今のところありませんが、レビー小体型認知症には有効なことがあります。 もっともアルツハイマー病に対する塩酸ドネペジルは、あくまで対症療法薬であって、多少進行を抑えるにすぎないのです。さらに本剤は、そのほかの変性性認知症には無効です。 なお従来、代表的な可逆性認知症とされてきた正常圧水頭症については、脳外科的なシャント術の有効性が示されています。
認知症を根治できる薬物療法が存在しない現状では、効果的な非薬物療法により薬物療法を補って治療効果を高める必要があります。認知症への心理・社会的な治療アプローチ(非薬物療法)の標的は、認知、刺激、行動、感情、の4つに分類されます。有名な回想法は、認知症患者さんでも比較的保たれている長期記憶を生かせることや、一人ひとりの経験や思いを尊重できることから注目されています。 認知症の精神症状・行動異常の中には、対応の仕方で改善できるものもあれば、どうしても薬物に頼らざるをえないものもあります。
忘れてならないのは、デイケアなど各種の非薬物治療も不可欠だということです。これに関しては、日々の介護で心身ともに疲れきっている介護者への介護という視点も大切です。そのためには、介護保険など社会的支援制度の概要を知る必要があります。

認知症とは?

府中事務局042-368-7877受付時間 8:30-17:30 [ 年末年始は除く ]

メールによるお問合せはこちら